buddhism

余語翠巌

感謝を忘れず真人になる

曹洞宗大本山總持寺教育機関である総持学園の90周年を記念する冊子「感謝を忘れず真人になる」には、その歴史が記載されています。関東大震災の翌年の大正13(1924)年に、大本山總持寺御開山瑩山禅師600回大遠忌を記念して、光華女学校として発足...
余語翠巌

食べていることが自分のいのちの歩み

1日に朝・昼・晩の3食を食事の機会とするのが日本の定番です。料理をしたり、食べに行ったり、1日に3回は食べるために動いている人が多いはずです。1食でも食べずにいるとお腹が減ってしまい、人は食べなければ生きていけないと感じてしまうわけですが、...
水野梅秀

阪神淡路大震災でお寺が傾く

阪神淡路大震災は兵庫県南部で1995年(平成7年)1月17日5時46分に起きました。お師匠(水野梅秀)さんはその当時、宝塚市仏教会の会長をしていました。宝塚市というのはまさに兵庫県南部ですから、お師匠さんのお寺も倒壊は免れたものの本堂の柱が...
水野梅秀

第三分科会「平和・人権・憲法」講演(2005年)

晩年のお師匠さんの講演内容をまとめた文章を掲載します。第三分科会「平和・人権・憲法」講演(2005年)資料より何回かに分けて記事にしましたが、一覧にしておいたので、興味があるところから読んでみてください。講演会は時間が限られたものですが、折...
水野梅秀

子どもの人権を奪っています

(会場から) 十数年前、インドに観光で行ったんですが、路上で生活している人がたくさんいました。それから観光地へ行くと障害者の方が「お金をくれ」といって追っかけてくる。よく見ていたら、もらったお金を取っていく人がいました。最近、インドも経済が...
水野梅秀

「ただのところがいい」と言っても、そういう学校に行かなくなる

インドマイトリの会では、毎年2回ぐらい、インドの実態をみてもらうために、大学生を中心に、むこうの家庭にいって、参加するスタディツアーということもやっております。もし、関心がおありなら、ホームページも作っていますのでご覧になってみてください。...
水野梅秀

どんな人でも教育を受ける権利がある

もうひとつ、ボランティア活動でも、戦争、災害などに対する救援活動は目立つんです。税金も出しやすい。しかし、教育というのは緊急性がなくても必要なんです。そういうところには政府もあまりお金を出しません。民間も同じです。そういうのを、我々NGOが...
水野梅秀

旅行中、バスで見るのは幹線道路からの景色で、表面しか見えません

当時の学校の建物はわらぶき屋根でした。6月、7月は大雨なんです。勉強なんかできません。5月、6月は猛暑です。このようなことで勉強を中断させたくない。まず、校舎を作らなければいけないと思ったんです。旅行中、バスで見るのは幹線道路からの景色で、...
水野梅秀

この子たちにもっと良いものをあげよう。それは教育だ

インドの人に、「インドにカーストはありますか」と聞くと、必ず「昔、あったけれども今はありません。田舎には残っています」という答えが返ってきます。しかし、現在でもカースト制によって職業が決められています。職業によって階級差別がありますが、我々...
水野梅秀

人間の幸せはどこにあるか。貧困だから不幸せだとは思えません

インドというと、金持ちと貧困者が多い国だと思われるでしょうが、私はインドで金持ちに接する機会がありません。特に農村においては貧困な家庭がいっぱいありますが、子どもたちの顔をみていると決して不幸な顔をしておりません。生き生きしています。インド...